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【リアルサバイバルゲーム?!】イタリアでスリに遭いました

投稿日:2022年4月7日 更新日:

Instagramのストーリーでは既に随時、状況をアップしていたのですが、改めてまとめてみたいと思います!

経緯

3月末から約1ヶ月のワーケーションに行くつもりでスイスとイタリア、場合によっては他の国にも行こうかなと思い、片道切符でヨーロッパに行きました。

まずはスイスのチューリヒで完全に仕事をオフにして友人に会い、至れり尽せりしてもらいました。今思うと平和すぎた。

その後、私の予定では南イタリアで大半の時間を観光というよりゆったりした雰囲気を味わうことが目的だったのですが、イタリアといえばどちらかというと北の方が有名都市が多く、その中の1つや2つ、見学しようとMilanとVeniceに行くことにしました。

Milanでは2泊、平和に過ごしました。この時から半日程度は仕事をしてその後、街を巡って理想の時間割が始まりました。その後、直接、南イタリアに行くかかなり迷ったのですがVeniceに行きました。ここで事件が!!!笑

束の間の優雅な街のイメージ

Veniceに着いたその日は遅かったので即宿へ。翌日もレッスンをしたり、ちょっと仕事をしてザ・観光地のエリアには本当に半日程度、ふらっと見学に行った感じでした。(観光まで予定に縛られたくない私です)

短い時間ではありましたが、芸術的な建物、カラフルな仮面を売るお土産屋さん、好みのファッションのマネキンが大量に並ぶ街、雨上がりの夕日を眺めながらのボート。美味しいワインにパスタ。どれも最高に満たされました。

夜は観光地からは少しハズレにあるおしゃれなバーを訪れて、現地の方と話が弾んで、コロナで長らく味わっていなかった雰囲気も楽しみました

もうちょっと時間を取ってもよかったかなと思いつつ、私のメインは南イタリアと思っていたので何の躊躇いもなく、南への飛行機を取りました。

空港へ行くバスで明らかに変な人がいた

宿から空港へ行くバスの中で、あるインド系の男性に声をかけられました。

初めてVeniceの空港に向かっていたので携帯を確認していたら、”I know where do you want to go(あなたがどこに行きたいか知ってるよ)Last stop (終点だよ)”と言われました。

終点は明らかに私の行きたい場所ではなかったのですがw

その後もバスを降りる時に”You can go first(先に行っていいよ)”と言われました。

今、思えば、大きなスーツケースを持って混雑したバスに乗ったアジア人の私が馬鹿だったなぁと思いました笑

ちょうど良いカモだったのでしょう笑

こんなところに来て、インド人を引きつけたくなかったです、、、

財布がなくなったことに気づいた瞬間

バスの中でもほとんど肩掛けのハンドバックに手はかけていて厚みを感じていたのですが、バスを降りて5歩くらい歩いたところで触ったら薄い!!!!!!!明らかに降りる時に盗まれたのでしょう。

「えー!!!!!!」っという気分でした

慌ててバスに戻ったものの、ときは既に遅し笑

運転手は慌てていて全然、取り合ってくれませんでした!

とりあえず、警察に行かないとと思いつつ、近くの人に聞いても結構冷たく、「知らない」と言われました泣

老夫婦に助けてもらった

ある、老夫婦が警察に連れてくれて、10ユーロとセントをくれました。

ただ、この警察のオフィスは取り込み中だから別のところに行ってくれと言われ、500mほど離れたところに移動。

カードをとりあえず、止めたかった

クレジットカードを真っ先に止めたかったのですが、私の電話は番号なしのイタリアのSIMカードを使っていたので、お金をくれたおばあさんにお願いしてかけさせてもらうも、なぜか繋がらず。

かなり、焦りましたが、一旦警察へ。

今思うと海外から連絡できるクレジット会社の番号にイタリアの番号から繋がらなかった訳がわかりません。

母と友人に助けてもらう

警察に着くや否や一番、連絡が取りやすい母にLINE。即、クレジットカードとキャッシュカードを止めてもらいました。ひとまず安心。

警察はいたって冷静で、被害届を書かされました。

「こういうのってよくあるんですか?」とお巡りさんに聞くと”Very often!(めっちゃある!)”と普通に答えられました笑

警察が日本の大使館に電話してくれた

これで、安心できるはずがかえって災難になったのでした笑

きっとイタリアではよくあることなので、職員の方も大変なのでしょう。。。

「とりあえずwestern unionという機関を使って、家族か友達にお金を送ってもらってください。日本にも支店がたくさんあって、振り込んでもらってから数時間で現地でユーロがもらえますから。」と言われました。

ただ、一番すぐ頼める母は田舎にいて、支店までめちゃくちゃ遠い。

友人は仕事中

私は「店舗がすぐに助けてもらえそうな人の近くにない」というと職員の方から「でもあるんですよね、東京に友人などはいないんですか?大使館からお金を貸すことなどはできないのでなんとかやってみてください。無理なら電話してください」と言われました。

後で、自分で調べたらその機関はオンラインでも送金ができて、わざわざ支店に行く必要がありませんでしたLOL

日本のお役所関連のものはオンラインでできることも全てオフラインなのに自分はなぜ、このアドバイスを疑わなかったのかと反省しました。

コロナがなかったらうまく行ってたのに、、、、

とりあえず、日本に帰るしかないと思ったのですが、カードがないので飛行機が取れない。

飛行機の予約を誰かにお願いせねば!

スイスの友人はその時、アメリカに出張中でアメリカは真夜中の時間。ノーレスポンス笑

日本時間で17時ごろだったので日本にいる友人は仕事中だと分かっていたのですが、彼女しかいないと思って連絡したところありがたいことにすぐに答えてくれ、一緒に予約してくれました。当日買ったので一番安くて片道18万円弱と激高でしたが、そんなのどうでもよかったですw(かなり気持ちが救われました)

最初の老夫婦にもらったお金で空港まで行くことができたので、Veniceのお巡りさんに「これで夕方のフライトまでちょっと空腹を我慢する程度で帰れそうです」と言いました。するとお巡りさんは自販機のお菓子をくれました泣

この辺りで、だいぶ前向きになろうとできていて「また稼いですぐ戻って来ますね!」とお巡りさんに言って笑ってました。

コロナがなければこれで帰れたのですが

ここからが問題!

空港について、日本に入るにはコロナのテストが必要なことに気付きます。

私も鈍かったとかなり反省

お金がないw

大使館の人との流れで一番最初に「お金をもらえ」だけではなく、帰るためのフローを想定して、いくらもらうべきかを教えて頂きたかった。

日本人としての常識が私にはかけていたのかもしれません

人生初、知らない人にお金をくださいと言いました笑

どうしても検査を受けないといけないと思い、検査場に行くと「Rapid testだけですよ」と言われ、こんな状況だし何でもいいと思い、(今思うと迂闊だった)「受けます」と言いました

35ユーロ!(日本円にして5000円くらい)

PayPalのお金があったのですが、クレジットカードの登録をしていなかったので使えず、使えないと言い張られます。

「あなたのボスに交渉させて」と受付のお姉さんに言い、彼女がボスに連絡してくれたもののクレカか現金しかできないとのこと。

その場凌ぎに銀行でもらってこいなどとよくわからないことを言われ、もう誰かにもらうしかないと思った私は、空港で飲んでいた男性2人に事情を説明。

1人が10ユーロをくれたのですが、「これでは足りないの。35ユーロ必要なんです」と言いながらこの時、初めて感極まって涙が湧いて来ました。するともう1人の男性がなんと50ユーロ(7000円くらい)を渡してくれて「事情がわかるから泣かないで。頑張って」と言ってくれました。

名前を聞き忘れて本当に失礼なことをしたと思いますが、自分のしたことへの衝撃と相手の優しさに心が揺さぶられ、全く余裕がありませんでした、、、、

更なる災難

コロナのrapid testを受けた私は安心して、朝から何も食べていなかったので、ご飯を食べてフライトの時間まで5時間くらいあったのでゆっくりしていました。

そんな私にチェックインでの悲劇が起きます。

なんと!「日本政府はPCR検査の結果がないと入れてくれないからあなたはこのフライトには乗れないわ。Rapid testだけでは無理です」とあっさり。事情を必死に説明するものの、全く取り合ってもらえず。

ここが一番、メンタル的にきつかった

改めて検査場に行くと、「ここでは今日はPCRはしてないわ。」とあっさり。

もう一度、大使館に電話。

別の人が出て「まあ、PCRがないと国に入れなくて最悪、送り返されたりなんてもあるんですよ。お昼もかけた人ですよね。担当にお繋ぎしますね」とあっさり。

この後、私は何を話したかほぼ記憶にないですが、

「いづれにしてもPCRを受けて結果が出るのに24時間はかかるので、やっぱりなんとかお金を送ってもらってください。フライトも変更できると思いますよ。」と言われました。

「中西さんは英語が大丈夫ですか?」と言われ、「はい」と答えると「じゃあ、問題ないですね。とりあえず、飛行機が変更できたらまた電話ください」とのこと。。。

いやいや、問題ありありですと思いつつ。。。

フライト変更に交渉

ここは複数の航空会社の対応を1人でしており、かなり混んでいました。

また、私のフライトまであと1時間半程度まで迫っていました。

私の前の人が特に長かったので思わず、「どれくらいかかりますか?私のフライトはもう出発しそうなんです」と懇願しました。

「待って」と言われましたが、順番が来て、事情を説明。なんとか全力で交渉。

お姉さんが航空会社に電話をかけてくれている間、なかなか繋がらず、かなりヒヤヒヤしました。

そしてここで変更の費用!

15ユーロ

ギリギリ持っていたお金で足りた!

スペイン人の友人に送金してもらう

大使館の方に電話をすると「変更できてよかったですね。後はお金を送ってもらってください」とのこと。

ただ、この時日本時間は真夜中。誰にもお願いできません。

また、アメリカにいた友人は私が最初に「スリにあったけど日本になんとか帰れそう」とメッセージをした後時に「災難だったけど、無事でよかった」とメッセージをくれた後、出張先で複数の会議に出席していたそうで連絡がつかず。この後私がこんなドラマに巻き込まれていたなど思ってもいなかったそうで(そりゃそうか笑)後でかなり、謝られました笑

大使館の方には「空港も安全ではないので、滞在するのであれば、大変だと思いますが、なるべく寝ないでください」と言われました笑

私は時差と自分が必要なお金を送る経済的な余裕がありそうな知り合いを考えてヨーロッパより西のエリアにいる人を思い浮かべました。まずはアメリカやカナダにお願いできそうな人がさっと思い浮かんだのですが、ユーロ圏の人の方が、換金と送金に時間がかからないだろうと思い、ヨーロッパで頼れる人を考えました

よくよく考えると、過去に船やインドで知り合った人がいました。

その中で、一番、最近、私がInstagramでストーリーにリアクションした友人のことを思い浮かび、連絡してみました。

幸い、彼はすぐに答えてくれて、「それは大変だったね。同じことが日本で自分に起こったら僕も困るから、すぐ送るよ」と言ってくれました。

この時には調べてオンラインで送金できることが分かっていたので、彼にやり方を伝え、送金してもらいました。

彼の素早い対応のおかげで送金はなんと数分で完了し、ユーロ圏では手数料も0円だったそう。

この段階で現地時間19:00前

送金してもらったお金を受け取れる場所が20:30までの営業w

バス代を近くにいた人にお願いしてもらい、お金を受け取ることができました。

宿はAirbnbに日本のカードが登録してあったのでスムーズに泊まれました

女性用ドミトリーに宿を取り、現地に行くと、ルームメイトはほとんどが欧米人。

みんな、明るく迎えてくれて、私の悲惨な出来事を話すと、励ましてくれました。

ロサンゼルスの女の子が「私もお金取られたのよ。Apple payで送金してもらったわ」とあっさり話していて、そんな方法もあるのねと思いました💦

でもこの日は個室でなくて本当に良かったです。孤独にならず、済みました。

ヨーロッパの女性陣にお金と身の守り方を教えてもらいました。

それと同時に「今日、〜で泣いてるアジアの女の子を見たけどもしかしてあなた?」と聞かれました笑

私はそこにはいなかったと伝えると「どこでも起きてるのよね、、」とみんな苦笑い。

みんな気さくで、本当に本当に良かったです。

大きなドミトリーで地下では生演奏。最高にかっこよくて気持ちが少し紛れました。

盗難の翌日はトラウマとPCR検査

ここまで来るとなるべく平常心で気丈に振る舞おうとしていた私も流石にかなり、ドキドキしていました。

なんと言っても、一つ解決すると次の災難が訪れる繰り返しを前日に味わったので。。。泣

特に空港でPCR検査は毎日やっているとHPには書いてあるのに前日は現地でやってないと言われたので、見つからなかったらどうしようと思っていました。

見つけたほぼ全ての検査可能な場所にPCRの予約のメールは前日夜に送りましたが、どこもすぐには返信がなかなかなく、ドキドキ。。

早朝、検査場が営業時間になるや否や電話をしてみましたが、なかなか繋がりませんでした。

1件のメールに予約を受けたとメールが来て本当に安心しました。

とりあえずは検査を受けて、一安心。。。

お金もそんなになかったので、街を歩いていました。

そんな中に目に入ってくる街はスリにあった街でも美しかったです笑

長距離フライトの中でヨルダン人に日本語を教えた笑

帰りのフライトはそれほど混んでいなかったのですが、同じ列の男の子が英語で「これから名古屋に日本語留学するけど、成田に着いてから名古屋までアクセスできるか?」と聞いて来ました

前にいた日本人女性が「この時間はキツくない?」と日本語で私に言って来たのですが私は自分が外国でサバイバルしたところだったので、不安になるようなことは一切言いたくありませんでした笑

実際、到着時刻的に名古屋なら新幹線とタクシーでどんなに遅くてもなんとか行けると思っていましたし。。笑

彼はスウェーデンに住んでいる19歳のヨルダン人。彼の緊張感も伝わってきたし、私自身も1人で沈黙でいるにはなんとも言えない状況だったのでお互い、少し話して気が紛れた空気を感じました。

「日本語の課題が出されたけど、読めないんだよね」とある資料も見せてくれたので解説しました。そして、知っている日本語は全く0だと移動にも困るだろうと思ったので疑問詞だけ教えて、すごく喜んでくれました。

日本へ着いてからがもうひと災難

私は成田で入国し、そこから大阪に飛ぶ予定だったのですが、成田についてから次のフライトまでの3時間程度の間にPCRテストを受けなくてはなりませんでした。

これが大量の資料を持ったまま、結果が出るまでにものすごく時間がかかり、、、、

見事に大阪へのフライトを逃しました!

「フライト変更の費用はかかるのか」や「日本で交渉ごとが通用するのか」とても気がかりでした、

そしてモノレールでターミナルを移動するにも円がなく、時間もなく、ユーロもほぼなかったので、警備員さんに事情を説明してモノレール代をいただく。。これが警備員さんに教えてもらったターミナルではなく、、

また別の日本人の男性にもお願いしました、、、、

この方は「200円でいいの?1000円、持っときな」とくださり、本当に助かりました、、、

この方のおかげで、最後までお金が足りました。

また、フライトの変更費用は当日であればかからなかったのも幸いでした。

実際、財布と中の何がなくなった?

現金自体はそれほど入っていなかったので

1万円と100フランと50ユーロ程度でした

お金もですが財布がなくなったことが残念でした、、

また、身分証明証もいくつか入っていたので、帰国して翌日、申請に行きました。

パスポートが無事だったのは幸いでした。

最後に

今回の出来事は完全に無防備だった私のせいで起きたと思います。

事前にせめてできたであろうと思うことは

・キャッシュをいくらかスーツケースに入れておく

・ヨーロッパはどこでもクレジットカードが使えるので、PayPalにも登録しておく

・肩掛け鞄、やめとく

・空港まで大荷物であればタクシーかウーバーを使う

などキリがありません。

同時にたくさんの方に助けてもらって、申し訳なさと共に感謝しきれません、、。

いつかなんらかの形で自分も誰かの手助けをできたらと思います、、。

家族や友人、生徒さんやインスタをフォローしてくださっている方々からも温かいメッセージを頂いて、本当に励まされました。私以外にもスリ被害にあったことのある人や、囲まれて経験を話してくれた人もいて、ゾッとしました。

今回のようなことは2度と経験したくないですが、イタリアにはまた行きたいです。

落ち着いたら、次回は今回の教訓を生かして、充実した滞在を楽しみたいです。

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