私のこと

なぜヒンディー語を始めた?

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よく聞かれる質問なのでまとめてみます!大学の専門をアジアのマイナー言語?に選択することは上の写真のように中の見えない川を歩くような冒険だったのかもしれません(笑)他人に言われて気づきました!

なんとなく外国に関わりたい

私の故郷は富山県。外国人はほとんどいませんでした。日本語ペラペラの日系ブラジル人の友達がいた程度。

ただ、父が旅行会社に勤めていて、頻繁に添乗員として海外に行っていました。父の仕事の話はほぼ聞いたことがなかったのですが、お土産を見て喜んでいました。服やらおもちゃやらお菓子やら行く先々でのものをいちいち、「○○の国の服」とか「○○の国のおもちゃ」とか呼んでいました。

一応、父の出張の時は行き先くらいは聞いていたのでぼんやりとどこかに行ったと思っていましたがその時の私にとって外国=宇宙みたいな感覚でした。

ある日、奇跡的に田舎の公立学校にアメリカ人の姉妹が転入してきました。子供同士とはいえ、小学生で言語の通じない子に話しかける子は多くはいませんでした。そして英語もできないくせになぜか私は話したくて母に超簡単な一言を教えてもらいながらノートに書いて学校に行ったのを覚えています。その子たちはすぐに転校してしまったのですぐに離れ離れになってしまったのですが。

そんな感じで映画でもなく、海外旅行でもなく、特別な外国人の友人がいたわけでもないくせに謎の好奇心がいつもありました

田舎の進学校での国立大主義に溺れる

小中学生の頃は色々と習い事をやらせてもらったわりに何かにとりわけ興味を持つこともなく、「勉強したら将来の選択肢が増える」という全く根拠のない言葉に影響を受け、淡々と過ごしました。

そして公立の進学校に入学。入学した次の日から勉強地獄開幕

田舎では21世紀の今もまだまだ国立大学主義が残っています、、紛れもなく私もその中に陥り、東大が日本一だと何度も聞きました。何となく経済的にも、認知度的にも国立が良いのかなあと思い込んでいました。後になって十分な学力があればきれいな施設の私立大学に学費免除で入る道もあったのだと知りました。

そんな中、私は外国に関わりたい気持ちがあったので国際関係や言語系を探しました。さらに都会へのあこがれが強かったので東京、大阪、神戸辺りに行きたいとずっと思っていました。

しかし、当時の私にはこの贅沢な願い(国立×都会×外国)に応じることができるほど、成績がありませんでした。都会という要素を抜けば地方の人文学部も進められたでしょうが。

受験界において基本的に国際関係は外国語よりも偏差値が高い所が多いので担任に即却下されました。何かのきっかけで1年生の時には阪大外国語を見つけて志望しました。1年目はどの言語にするか考えるレベルでした。そして色んな言語を模試で書いてみるもののEかD判定のみ。そして2年生になってある日、担任にこういわれたのです。「これからはアジアだよ」

アジアの面白そうな言語

当時は担任の言葉を純粋に受け止めて考えました。

「アジアと言えば日本では中国語は既にたくさん学ばれているしなあ、、」

「最近、介護のお仕事でフィリピン人の人がたくさん来ていると聞いたなあ」

「英語の現代文の教材でインドの成長率がものすごく著しいと聞いたなあ」

こうなったらとりあえずフィリピン語かヒンディー語だなと心に決めました。そして何となくインドって歴史も深くて面白そうだからヒンディーにしようと決めたのです。

こんな不純な理由で決め、成績も全く足りていなかったのですが、かなり勉強していたので近いうちに伸びてくるだろうと信じていました。

浪人してまであきらめなかった

現役の時は基礎がないのに応用ばかりやっていたり、勉強というより提出課題の消化に追われていたこともあり、3年間、ほとんどの時間を勉強に注いだものの失敗。

センター試験を終えた時も浪人を決めた時も、田舎の高校は衝撃の申告をしてくれたのです。

・親も受け入れているのに志望校の受験を断念させられる

・あなたの成績では浪人しても受からないよと言われる

私ももちろん、一刻も早く大学生になりたい気持ちはあったのですが、かなりの時間を費やして本気でヒンディー語専攻に行きたかったこともあり親の応援も得て浪人。

ここで落ち着いて勉強する習慣と自分の現状を隠さなくなった時、E判定からA判定に上げることができたのです。リアルなビリギャルだと弟に言われました

こうして念願のヒンディー語への切符を手に入れたのが始まりでした。

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