「は?」と思われた方も多いかもしれません。
実は個人的にこのアイディアをずいぶん前から信じています。
ただ、誰かにこれを理解してもらえた経験がなく、週末、初めてある親友に心から共感してもらえました。
今日は記念としてなるべく具体的にまとめてみたいと思います!
「人間関係」を考える上で、避けられない概念です。
導入ワーク
この後の解説を理解しやすくするためのワークになります。
ほんの少し、自分の経験を振り返ってみましょう^^
1、どんな人とコミュニケーションをとると気持ちが良いですか?
2、どんな人と長く付き合いが続きますか?
注意:たくさんの人を思い浮かべる必要はありません
<ヒント>
パッと思い浮かばない方は以下の項目も参考にしてみてください^^
・最近、一緒に話して笑顔になった人
・長年の友達
・そんなに話さないけど、話すたびに落ち着く人
3、コミュニケーションを取った後、疲れた気持ちになったことはありますか?
4、どんな人とコミュニケーションを取ることが苦手ですか?
注意:「嫌い」ではないけど違和感のある人も思い浮かべてください
言葉はエネルギーを持つ
前回のコミュニケーションに関する記事でも書きました。
また前のワークを通しても、私たちが言葉を通して何らかの影響を受けることは感じていただけたでしょう
言葉を通して得られるエネルギーはほとんどの場合、次のどちらかになります
ポジティブなエネルギー
ネガティヴなエネルギー
コミュニケーションはエネルギーの交換
ここからは2つの場合で考えてみます!
1,相談を受けたことがあるシーン(LINEのやりとり)
2、私が経験したシーン(実際の会話)
書きたいことを書くと、LINEのメッセージが長くなって
返信が返って来ません・・・・・。
この相談を受けた時、送る側の気持ちも返事をする側の気持ちも「わかります!!」と思ってしまいました。
「何かを教える/習う」時や「説明を受ける」ようなときは多少長くても苦にならないのですが、プライベートになるとついつい返信が億劫になってしまいます。
そうは言いつつ、「この人と何とか繋がりたい!」「この人には私のことを覚えておいてほしい!!」という気持ちになるとついつい長いメッセージになりがちです。
ではなぜ?
エネルギーの交換が起きているからです
特に誠意のある人や真面目な人はあまり意識していなくても全ての内容にしっかり答えようとしてくれます。
つまり10送られたら10答えないといけない気になります。
そう、すごくエネルギーがいるのです。
長いメッセージへの返事は億劫になります。
でも、短いメッセージを10個繰り返すのは楽です。
1回のエネルギーが少なくて済むからです。
少しのエネルギーを交換しながらほんの少し時間をかけるだけで本当に気持ちの良いコミュニケーションになります。
何だかエネルギーの交換がうまくいかなくて、直接否定されたわけではないのに
吸い取られた気持ちになった
これは私が実際に経験したことです。
「友達の悩みを聞く」というのは私にとって当然のことだと思っていました。
また高校生の頃に私と話すと素になれると言ってもらったことが嬉しくて今でもその時の気持ちを覚えています。
でもどうでしょう。
最近になって少し不思議な気持ちに気付きました。
複数の友人から何回かこんな言葉を聞きました。
「今の職場がしんどい」
「ずっと仕事のやる気が起きない」
「何も学んだ気がしない」
「職場の環境のせいでやろうと思っていたことに挑戦できなかった」
最初のうちは大丈夫でした。みんな悩むこともしんどいこともあるし、私自身が聞いてもらったこともあるので聞くくらいならお安い御用だよと。
でも次第に話した後にとってもしんどくなっている自分に気付きました。
そこで発見がありました。
私がどんなに話を聞いても「大丈夫さ」と言っても「休んでも良さそう」と言ってもそれはアドバイスにも何にもなりません。別に私にアドバイスを求めてるわけではないからなんです。
ただ「聞いてほしい」・・・・。すぐに何かアクションを起こす気はない・・・・。
これは悪いことではないと思うのですが、あまりに重なると聞き手の私も困ってしまいます。
「迷ってもいい」
「動こう」としている人からはポジティブなエネルギーをもらえます。
「休もう」という決意も大きな「動き」だと私は思うのです。
(「休みまでしなくても時間はあるから大丈夫」とか「そう言うのではない」と言われたことがありますが笑)
でも、ただただどこか満足していないところを一方的に聞いているとエネルギーが吸い取られるような気分になりました。
そして「私はカウンセラーではないからこんなに疲れてしまうのか?」「間違ったリアクションをしてもっと相手を混乱させていたらどうしよう?」と思ったりしました。
私も「相談」はするのですが最後に必ず何かしらの前向きなアクションに向けた言葉を言うようにしてます
もっと言うと「一旦休もう」とか「落ち込んだ時のちょっとネガティブなエネルギーを運動や他の全くない仕事に使ってしまおう」とか何かしら解決方法を模索します
一方的にネガティヴな言葉とそのエネルギーを相手に押し付けるとコミュニケーションの中で起きるエネルギーの交換のバランスが崩れます。
私はそれに気付いてから、はっとしましたし、友人にもそう気付いたことを伝えました。
有耶無耶にして我慢して嫌いになったわけではないのに違和感を感じているのは嫌だったからです。
これはお互いにネガティブなエネルギーを送るだけになる時も同じです。
負のエネルギーを相手にどんどん送って受け取っても誰も良い気分になりません
負のエネルギーの共感でスッキリすることはありません
「悩みを分かち合うことでホッとする」のはその先で何かしらのアクションがうっすらとでも感じられるときに起きる感情です。
心理学を専攻する友人がエネルギーの考え方に共感してくれた
私には話すと心から気持ちよくなれる友人がいます。
彼女には大学で知り合ったのですが、心理学を専門としていたこともあり、私自身、行き詰まった時に何度も助けれもらいました。
ちょうどこの友人に「コミュニケーションはエネルギーの交換だと思う」というこのページでの意見を言った時、「exactly!(その通り!)」と心から言ってくれたように見えました。
今まで、私が誰かにこの意見を直接、話したことがあまりなかったせいもありますが、彼女の経験を話してくれて、私は自信を持つことができました。
きっと、誰でも同じようにコミュニケーションの中でエネルギーを交換しているのです。でも、気付かないうちに疲れてしまったり、逆に誰かに負のエネルギーを吐いてしまって相手がいつの間にかぐったりしているかもしれません。
次回は具体的にどんなところでコミュニケーションのエネルギーの交換がうまくいくのかもしくは崩壊するのかをみてみたいと思います^^